子どもが大好きで小さな頃から憧れて「やっとの思いでなることができた!」という方も多い保育士。
しかし、いざ現場で働いてみると、過酷な労働環境や理想と現実のギャップの大きさに悩む人も多いのも事実です。
そんな悩みを抱えつつも転職を決断できない人は少なくはありません。
そこで、
といった経歴の私が
そして、私が運営しているInstagramかめ先生のフォロワーさんに聞いた
をまとめてお伝えします。
- 「保育士をこのまま続けていけるか不安」で、辞めた人や転職した人のリアルな声が聞きたい
- このままでいいのか、毎日モヤモヤしながら過ごしている
- 現状を変えたいけれど、なかなか一歩を踏み出せない
こんな人は、ぜひ読んでほしいです。
まずは、これからお伝えする「転職して良かったこと」を参考に、自身の今の現状と照らし合わせ、気持ちを整理することに繋げてみてください。
転職して良かったこと
そんな風に思って中々転職に踏み切れない人も多いです。
私を含め、実際に転職して違う園で働いている人、保育士を辞めた人はどんな理由で辞め、「転職・退職して良かった」と思っているのか、以下にまとめました。
【転職して良かった①】仕事と給与が見合わないモヤモヤから解放された
小さな子どもたちの命を預かり、常に色んなところに気を配って子どもたちを見守る保育士さん。
もちろん見守るだけではなく、日々の書類や製作物など他にも仕事は山積みで、休憩時間、お手洗いに行く時間さえも取れないような目まぐるしい毎日を送っている方も多いはずです。
こんなに忙しく、気が休まる時間もなく毎日身を粉にして働いても、給料は低く、残業代が出るわけでもない保育士への待遇を不満に思っている人も多いです。
私も、1つ目の園は
『休憩はないのが当たり前、残業代なし(申請すればもらえるが暗黙の了解)、手書きの書類、ほぼ毎日持ち帰りの仕事あり』
でしたが、最後に勤めた園は
『休憩はしっかり1時間、定時出社退社、書類はデジタル、持ち帰りほぼなし』
とガラッと環境が変わりました。(時代の流れもありますが…)
また、フリーランスになってからは、自分の働きぶりに応じて給与としていただけるので、スキルアップに力を注ぐようになるなど、仕事のモチベーションアップに繋がっています。
かめ先生のフォロワーさんからはこんな声が聞かれました!
同じ保育士という仕事をするのなら、少しでも高い給料のところで働きたいよね〜。
【転職して良かった②】人間関係でのストレスがなくなった
かめ先生のInstagramで行ったアンケートで最も多かったのがこのご意見!
まだまだ保育の現場は女性の比率が高いです。
陰口や、仲間割れ、ドロドロとした女性社会特有の空気感に悩まされた経験のある方は多いのでは!?
同僚と保育観の違いからギクシャクしてしまったり、上司のあたりが強くストレスが溜まってしまうケースもよく耳にします。
何よりコミュニケーションが大切な現場で、そのようなことがあれば仕事にも支障がでますし、子どもたちにも悪影響ですよね。
働きづらくなり、退職を考える人が多くなるのは当たり前。
私は、退職したことで、そんな関係に悩まなくてよくなり、気を遣って上手くやり過ごさないといけないなどと神経をすり減らすことがなくなりました。
【転職して良かった③】サービス残業がなくなった
仕事を持ち帰るのが当たり前になっていませんか?
最初に勤めた園がサービス残業が当たり前な風潮で、『保育士なんてそんなもん』と思ってしまっている方も多いのが事実です。私もその1人でした。
かめ先生のフォロワーさんから寄せられた、驚きの経験談がこちら!
保育園の中にはきちんと残業代が出たり、勤務時間内に仕事が終わるような工夫をされているところもあります。
「子どもたちのために!」と頑張る保育士さんこそ疲れてしまい、仕事への気力が少しずつなくなってしまうことも少なくはありません。
私は退職したことで、大切な人生の時間の使い方を自分で決められるようになりました。
【転職して良かった④】プライベートの時間が増えた
先ほどのサービス残業とも繋がりますが、ブラック園に勤めていた時は、休日をゆっくり過ごすなんてことは、ほぼ無いに等しかったです。
と友達との遊びを断り、徹夜で保育の準備をした経験は数知れず。
”ちょっと息抜きに”と買い物に行っても、結局100均で仕事に使えそうなものを買って帰るなんてことも日常茶飯事。
常に頭の中は「仕事。仕事。仕事。」
外出先で、保護者や子どもとバッタリ会ってしまうことも億劫で、常に周りを気にしながら生きていました。
今は周りを気にせず生きているし、「次の休みはこれをしよう」と計画を立てられることが幸せです。
仕事のモチベーションにも繋がっています!
かめ先生のフォロワーさんは…
私はプライベートの時間を結構重要視してる!
【転職して良かった⑤】気持ちが楽になった
当たり前ですが、保育士は命を預かる責任の重い仕事です。
常に怪我をさせないように目を光らせ、気を張り、ドキドキしながら働いていました。
戸外遊びの後は、何度も何度も人数確認をし、体調の変化はないか気を配り、バタバタとすぎていく毎日。
責任感に押しつぶされそうになる日は何度もあり、「向いていないかも」と自信がなくなる日もありました。
退職した今では、自分のペースで1日のスケジュールを決めるところから始めます。
同じ保育士でも、園の人員体制や環境により、心が軽くなった先生もいる!
【転職して良かった⑥】その他
転職して後悔したこと・失敗談
ここまで転職して良かったことをお伝えしてきましたが、実は、私自身後悔したことが3つあります。
【転職して後悔した①】孤独を感じた
フリーランスになった私は主に1人で作業することが増えたので、ふとした瞬間に孤独を感じることがあります。
保育園で子ども達と一緒に過ごしていた時間はエネルギーに溢れ、自分自身が助けられている部分も多く、元気をもらっていたのだなと気付きました。
フリーランス特有の悩みですね。
とは言っても、フリーランスという道を選んだからこそ出会えた仲間もいますし、友達もできました!
今は、ネットがあれば繋がれる時代なので、気心知れた仲間と仕事の合間にzoomやバーチャルオフィス、チャットで、雑談をしたり、仕事の相談をしたりしながら、1日1回は誰かと話すようにしています!
かめ先生のフォロワーさんは・・
そこを乗り越えた先に得られるものは大きい!
【転職して後悔した②】昼食を考える手間が増えた
これは保育士ではなくなったからこその後悔です。
栄養バランスも考えられ、美味しくボリューム満点だった給食がなくなったのは辛かったです(笑)
作るのも買いに行くのも面倒なのです。
夕食のメニューを考えるだけでも億劫なのに、お昼にも同じことを考えなければならなくなったのは大きな負担でした。
【転職して後悔した③】条件や働き方など、自分が思っていたのと違った
ちょこちょこあったこちらの失敗談。
転職先輩たちの貴重な経験談でした。
せっかくシェアしてくださった、先輩方の想いを無駄にしないよう、しっかりポイントをおさえて転職活動をしていきたいですね!
”人生は選択の繰り返しです”
もちろん、みんながみんな環境を変えることが正解ではありません。
「変化に強くないから、少し不満はあっても今の環境で安定して働く方が気持ちが穏やかでいられる」
と言う人もいます。
誰かの正解ではなく、自分自身の正解を見つけること、納得できる働き方に出会えることがベストです。
自分自身としっかり向き合い、価値観を整理した上で、やっぱり「現状を変えたい」と思ったのなら行動あるのみ!
私がアンケートをとって驚いたのがこちらの数字!
転職したことはありますか?
今や、保育士側が園を選ぶ時代。
ブラックを存続させるお手伝いはもう辞めましょう!
子どもたちへの想いはすごく分かるけど、まずは自身の心と身体を大切に!
・・・とは言っても環境を変えることへの不安は拭えないと思うので、
転職成功のためのポイントをまとめたロードマップを作成しました。
「少しでも、”転職したけど、思ったのと違う!”というリスクが小さくなりますように。」
「保育を楽しめる人が増えますように。」
「笑って生きれられる人が増えますように。」
気になる方はぜひ参考にしてください!
転職した結果
保育士を辞めて後悔したこと、失敗したこと、これらは全て行動したから分かったことです。
失敗談を共有してくださった方は、そこを乗り越え、経験として次のステップに進んでいます。
何事も考え方次第!
そして、実は、フォロワーさんに失敗談を募集して、1番多かったのは
という声です。
後悔ポイントとして1つ言うならば
ということ。
辛いなら、今の職場にしがみつかず、思い切って転職した方が長い人生を考えると必ずプラスになります。
今の園を辞めた後の転職先
結局保育士を辞めて良かったと思うか後悔するかは、人それぞれ。
異業種や在宅ワークに興味がある人は、保育士には戻れないなんてことにはならないので、私は、”1度辞めるのもあり”だと思います。
転職活動を通してしっかり自分と向き合う時間を作り、色んなことを天秤にかけてみてください!
その上で、”今の職場がいい”と思うなら、そのまま頑張ればいいし、一度辞めても、「やっぱり自分には保育士しかない!」と感じることができたなら、また新しい気持ちで再スタートすれば良いのです。
- 違う保育園や幼稚園に転職する
- 保育士資格を活用できる同業種に転職する
- 異業種に転職する
選択肢は無限大ですが、「後先考えずに何となく辞める」のは辞めてくださいね!
・自分が大切にしたいこと
・職場に求める優先順位
・在宅やフリーランスになるなら、3ヶ月程は無収入でも生活できる貯蓄
この辺りをしっかり準備して動かないと、負のループにハマってしまいます。
1人でモヤモヤする時は、かめ先生のDMにて相談も受け付けていますので、お気軽にメッセージください!
ただ、年齢が若い方が有利なのは間違いありません。
私は今の仕事が楽しくやりがいを感じており、学びたいことも増えたので、もっと早めに決断すれば良かったと後悔しています。
「働くのが辛い」
「このままでいいのか、ずっとモヤモヤを抱えている」
「でもどうすれば良いのかわからない」
こんな悩みを抱えながら日々頑張っているあなたにとって、少しでも前向きになれるきっかけになれば嬉しいです!
▶︎おすすめの転職エージェントはこちらにまとめています!
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