【ブラック保育園チェックリスト】転職成功への秘訣を徹底解説

あなたの働く職場はブラック保育園ではないですか?

私は、保育士1年目の時、

保育士、過酷すぎてしんどい
こんなはずじゃなかったのに…

と思い悩み、溢れてくる涙を拭いながら通勤する毎日でした。

しかし、異動を機に、園の環境や上司、人間関係がガラッと変わり、同じ給与でも「こんなに違うものなのか!」と驚き、笑顔で働けるようになった経験があります。

そこで今回は、4つの園に勤めた私の経験を元に

ブラック保育園のチェックリスト

を作成しました。

・自分の勤め先はブラック保育園なのか知りたい
・就職、転職前にブラック保育園の見極め方が知りたい
・ホワイト園で笑顔で働きたい

という方は、ぜひ最後までご覧ください。

働きやすいホワイト保育園が存在することを一人でも多くの方に知ってもらい、笑顔で保育士を続けられる人が増えれば幸いです。

目次

ブラック保育園チェックリスト

私の実際の経験を踏まえて、「ブラック保育園チェックリスト」を作成しました。
裏を返せば、「ホワイト保育園の特徴」でもあるので、就職・転職前の園見学のチェックポイントとしても役立てていただけます。

早速見てみましょう!

\ブラック保育園チェックリスト/

☑︎職員の雰囲気が悪い(挨拶をしても返ってこない)
☑︎壁面や園内の装飾に職員の手がかかりすぎている
☑︎残業代が出ない、勤務がシフト通りではない
☑︎職員配置数にゆとりがない(ゆとりがあるのに正当に配置されない)
☑︎職員の休憩スペースが明確に決められていない(休憩が1時間取れない)
☑︎園行事の見え方にこだわりが強すぎる
☑︎有給休暇が取りづらい、好きな時に取れない、代休がない

1つずつ解説していきます。

職員の雰囲気が悪い

「おはようございます。」の挨拶で、目が合わない人、挨拶が返ってこない人はいませんか?

私は、挨拶をしてもため息で返される毎日を過ごしていました。
また、見学に行った際、こちらの存在に気付いているにもかかわらず、明らかに無視された経験もあります。

人間関係が悪く、陰口が多かったり、他の先生や子どもたちの前で叱責される、といった話はよく聞きます。

保育園は閉ざされた空間なので、職場内の人間がガラッと変わらない限りは、雰囲気が良くなる機会はほとんどありません。

人間関係がギクシャクしていると、報連相が上手くできなかったり、子どもたちにも悪影響ですよね。

優しい先生ほど、「ここにいる子どもたちを守らなきゃ」「自分以外の職員で頑張っている人もいるんだから私が辞めるわけにはいかない」などと自分を追い込んでしまいます。

精神、身体が壊れてしまってからでは遅いです。
あなたが潰れてしまって悲しむ人もたくさんいます。
どうか自分の気持ちを大切にしてくださいね。

壁面や園内の装飾に職員の手がかかりすぎている

園を彩る壁面や装飾。

子どもたちの目にとまり、視覚的に何かを伝えるものや、季節感を感じられるちょっとした飾りはあって良いかもしれませんが、あまりに凝ったものや、手が込んでいる作品はそれだけ、保育士の時間がそこに奪われているということです。

果たしてそれを作る時間は、勤務時間内にあるのでしょうか?

私の勤めた園の中には毎月廊下の壁面(子どもの作品とは別)を変え、同じものの使い回しはNGなところがありました。

月の製作などは、思い出にも残るため、可愛く残してあげたいという保育者の想いもあると思いますが、負担になってしまっては元も子もありません。

・作業時間で役割分担してまとめてパーツを作る
・季節感は自然物を飾ることで味わえるようにしている
園もあるので、特に製作系は苦手..という先生は要チェックポイントです。

残業代が出ない、勤務がシフト通りではない

例えば、8:00-17:00勤務でも7:00-19:00勤務が当たり前になっていませんか?

早く来て、遅く帰っても、「タイムカードや出勤簿はシフト通りの時間にしてね」なんて言われていませんか?

私は1年目からこの風習で、これが当たり前だったのですが、結婚して夫に言われて初めておかしいことを知りました。

確かに保育士の仕事はやろうと思えば、切りがありませんが、ボランティアではありません。

人手不足な園や行事前など、残業があることが仕方ない場面はあったとしても、残業申請をさせてもらえないのはブラック保育園です。

長時間残業しているにもかかわらず、残業代が支払われないのは「労働基準法違反」にあたります。
証拠として提出するには、毎日の出勤退勤時間を記録しておくといいですよ。

職員配置数にゆとりがない

職員の配置基準ギリギリで園を回していませんか?

また、ゆとりはあるはずなのに、人数が多いと作業に出るように言われたり、一対一の関わりが必要な子がいるのに配置基準は満たしているから、と考慮してもらえなかったりしていませんか?

上司が人数でしか見ていないと、お部屋はきついですよね…

保育士を配置基準より多めに配置している園では、

・子どもたちの安全が守られる
・子どもたちの活動、遊びの幅が広がる
・保育士の気持ちにゆとりが生まれる

など、メリットが多く、穏やかな空気が流れています。

職員の休憩スペースが明確に決められていない(休憩が1時間取れない)

休憩室はありますか?物置になっていませんか?休憩は1時間取れていますか?

連絡ノートを書かないといけないし…

書類の記入を終わらせたいから休憩なんて取ってる暇はないよ

それが当たり前になっているのなら危険です。

実際に休憩を1時間取れている職場はありますし、私も働いていた経験があります。

休憩時間は、休憩室で寝て身体を休めたり、コーヒーを飲みながら先生たちと談笑したりしていました。
書類を書く時間は、保育時間とは別に勤務時間内に組まれていたりと、全員が1時間休憩を取れるように調整されていましたよ!

園行事の見え方にこだわりが強すぎる

行事が「保護者に見せるため」のものになっていませんか?

「きちんと」「華やかに」ばかりに捉われて、子どもたちに必要以上に厳しく指導したり、衣装や小道具を手作りするために連日睡眠不足になっていませんか?

「子どもたちのために」がいつの間にか大人のエゴになっているような話もよく耳にします。

保育士も子どもも追い込まれるような行事はしない方がマシです。

理事長・園長・副園長が独裁的

現場の保育士の意見を聞かず、上の言うことは絶対な雰囲気や、暗黙のルールはありませんか?

お気に入りの保育士だけを優遇したり、パワハラ的な側面はありませんか?

ホワイト園はとにかく、風通しが良いので、上司の機嫌を伺いながら事務室に行くことはありません。

現場の声に寄り添い、対話の時間を大事にしてくれていた園では、園全体で子どもたちの成長を見守っている雰囲気で、安心して保育を進めることができていました。

有給休暇が取りづらい、好きな時に取れない、代休がない

有給申請をしても「人手不足だから、休まれたら困る」と取らせてもらえなかったり、土日に出勤したにもかかわらず平日に代休がない、週6勤務が続いてはいませんか?

ホワイト園では、土曜日に出勤したら、その分平日に休みがもらえましたし、有給が取れそうな忙しくない月には「好きな時に入れてね」と声をかけてくれていました。

※2019年4月から、労働基準法改正により、10日以上の年休が付与される労働者は、年5日、使用者が時季を指定して年休を取ることが義務付けられました。(年次有給休暇の時期指定義務)

転職を考える際は、有給休暇の取得率を求人票でチェックしてください!
そもそも記載されていない場合、ブラック保育園の確率が高いです。
転職エージェントを利用して、離職率も合わせて確認することをおすすめします。

【求人票を要チェック】ブラック保育園の見極め方

ブラック保育園チェックリストは、いくつ当てはまりましたか?

「うちの園、やっぱりブラックだ..」と思い当たる節が多く、転職を視野に入れるなら、まずは、求人票に載っている情報でブラック園ではないかをしっかり見極める必要があります。

いざ転職してみて、「せっかく転職したのに」「こんなはずじゃなかった…」とならないために、避けてほしいポイントを5つにまとめましたので、参考にしてください。

\ブラック保育園の特徴/

①いつサイトを見ても求人がある
②雇用形態や業務内容の詳細が載っていない
③残業時間が明記されていない
④固定残業代の表記がある
⑤保育方針が合致していない

1つずつ解説します。

①いつサイトを見ても求人がある

いつサイトを見ても求人があるということは、ブラックなために人が集まらない、入職してもすぐに離職する人が多いため常に人材を募集している可能性があります。

採用人数が多いのも、離職することを見越して多めに採用していることが考えられるので気をつけてください。(オープニング園など特殊な場合を除く)

②雇用形態や業務内容の詳細が載っていない

雇用形態や業務内容の詳細が載っていない園は、入職した際に「思っていたのと違った」というケースが多いです。
”詳細が載っていない=都合が悪い”ということ。

業務内容に関しては、必ず、園の公式HPもあわせてチェックするようにしてください!

例えば、パート保育士として入ったのに、蓋を開けてみると、担任を持たされて、正社員とほぼ変わらない仕事内容だったということもあります。

求人情報だけでは、把握できない部分も多いので、内部情報に詳しい転職エージェントに頼ることをおすすめします。

おすすめの転職エージェントは「圧倒的な提案力!おすすめ保育士転職エージェント3選」の記事にまとめています。

③残業時間が明記されていない

”残業時間が明記されていない=残業が多い”可能性が高いです。

保育業界はまだまだ、サービス残業が常態化している園が多いので、きちんと明記されていることを確認した上で、エージェントの担当者や見学・面接の際に、

  • 持ち帰り仕事はどのくらいあるのか
  • 年間行事はどのくらいあって、詳しい内容はどのようなものか
  • お子さんを持つ職員はどのくらい在職しているのか

なども尋ねるようにしてください。

年間行事の量や内容によっては、サービス残業の多さをある程度把握できます。

お子さんを持つ職員の多さは、出産後も働きやすい環境である可能性が高いです。

質問に対して濁したように答える園はブラックなので、避けましょう。

④固定残業代の表記がある

給与・賞与の欄に「固定残業代」の表記がある園は避けた方が良いでしょう。

  • どんなに残業をしても一定の残業代しか支払われないことがある
  • 固定残業代を含めた給与額面で、給与が高いように感じることがあるが、労働に見合っているものなのか判断しにくい

といった面があり、求人の見栄えを良くするための企業側の作戦である可能性もあるので、頭に入れておいてください。

⑤保育方針が合致していない

保育観は人それぞれなので、ブラック園になるかどうかは人によりますが、保育観・保育方針がズレていると働くことが苦痛になり、退職につながってしまします。

求人票にはざっくりとしか記載がないため、園のHPや口コミを確認したり、転職エージェントの担当者に内部事情を確認してみましょう。

私はエージェントの担当者さんに園長先生の人柄や保育への考え方をお聞きしたことがありますよ!

「アットホームな園」との記載は、他に魅力的なアピールが難しい職場が打ち出すキャッチフレーズ的なこともあるので、気をつけてください!(※全てがそういうわけではありません)

また家族経営の園は現場への理解が低く、保育士の意見がなかなか反映されない傾向にあるので注意が必要です。

ホワイト保育園への転職の秘訣

ホワイト保育園への転職の秘訣として2つのポイントをお伝えします。

①気になる園には足を運んで見学に行く

②転職のプロにサポートしてもらう

①気になる園には足を運んで見学に行く

今ではオンライン見学ができる園が増えていますが、実際に見学に行き、生の雰囲気を感じることをおすすめします。

その場で感じた直感って結構当たります…

そもそも、見学を快く受け入れてもらえない園は、人手不足で対応することが難しかったり、園見学に来られると困ることがあるのかもしれません。

いずれにしても、リスクを背負っている可能性があるので、慎重にいきましょう。

\園見学に行く際のチェックポイント/

☑︎見学を対応してくれる職員(役職者が多い)は各クラスの状況を把握できているか
☑︎職員の雰囲気はどうか(笑顔で挨拶が返ってくるか)
☑︎壁面や園内の装飾に職員の手がかかりすぎていないか
☑︎掃除や整理整頓が行き渡っているか
☑︎職員配置数にゆとりはあるか
☑︎職員の年齢層はどうか
☑︎子どもたちは生き生きと過ごしているか(笑顔でのびのびとしているか、挨拶や言葉遣いなど)
☑︎子どもたちの遊びの環境はどうか(遊びを選べるか、スペースの使い方など)
☑︎職員の休憩スペースはどこにあるか(休憩がない園はこのスペースがないor物置化しているかも)
☑︎園行事には何があり、内容はどのようなものか
☑︎給食の際の職員の対応はどうか(職員によって対応の差はないか)
☑︎見学時以外にも園外から様子を伺ってみよう

ぜひ、ご自身の目で確認してくださいね!

②転職のプロにサポートしてもらう

自分でも転職活動は進められますが、忙しい保育士さんこそ、プロに頼ることをおすすめします!

私もお世話になりました!

保育士転職エージェントは、無料で転職支援を行ってくれるサービスです。

相談にのってくださる担当者の中には元保育士の方もいらっしゃっるなど、保育士ならではの悩みに理解があるのが、保育士特化エージェントの魅力です。

他にも、

・非公開の限定求人がある
・過去の面接情報を持っている
・人間関係や園長先生の人柄など、求人票だけではわからない内部情報を知っている
・転職のスケジュール調整、給与交渉、書類作成、面接対策などフルサポートしてくれる

など、悩める保育士にとって、本当に心強い味方です。

しかし、

こんなにサポートしてくれるのに無料なんて怪しい…

という声も聞こえてきそうなので(私も思っていました)、その仕組みの秘密実際に利用した体験談を含めたおすすめの転職エージェントは別記事にまとめています。

気になる方は下記の記事をご覧ください!

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