






みんなどうやって乗り越えているのか、どんな選択肢があるのか知りたい。
保育士ママの多くが、子どもの小学校入学とともに 「小一の壁」 に直面します。
- 学童の定員オーバーで、預け先が見つからない
- 保育園と違い、小学校は行事や宿題の対応が増える
- 子どもが新しい環境になじめるか心配
- 転職や在宅ワークを考えたほうがいいのか迷っている
今回は、Instagramかめ先生のフォロワーさんから上記のような声をいただいたことをきっかけに、実際に小一の壁を乗り越えたママたちにお話を伺いました!
結論、「問題を明確にして、それぞれの家庭に合った解決策を見つける」必要があることが分かりました!






共働き保育士ママが小一の壁を乗り越える3STEP
1つずつ解説していきます。
STEP1|「預け先の確保」で安心感を得る
学童保育を確保するためのポイント
▶︎申し込み時期と倍率の現状を知る
学童についての申し込み時期は自治体によって異なるけれど、秋(10・11月〜1月頃)のところが多いです。



その後すぐや、就学前検診の際に見学に行った方がほとんど。
各学童によって定員があり、定員を超して入所できなかったというケースもあるようなので、早めに動くのがポイントです!



▶︎公設がダメでも諦めない!民間学童の活用
もしも公設学童に入れなかった場合、民間学童の活用を検討してみてください。
フォロワーさんに聞いた!公立と民間の違い、メリットデメリットはこちら
民間学童は利用料が高いだけあって、さすがの充実っぷり!



生活状況や優先順位を検討してみて、思い切って頼るのもアリかもしれません!
公設に預ける際は特に、
- お弁当は、たまにはパンなどの買ってきたものでも良いか
- 長期休みの際の開所、閉所時間
- もしもの時の預け先
は確認しておくとよさそうです。



▶︎学童見学の際のチェックポイント
改めてまとめました!
✔️利用料は月いくらか?
✔️お弁当は必要か?たまにはパンなど買ってきたものでも良いか?
✔️雰囲気や先生方の声掛けはどんな感じか?(保育園に比べると冷たく感じるかも)
✔️宿題や勉強する時間はあるか?
✔️長期休みの際の預かり時間は最長何時か?延長料金はかかるのか?
✔️土曜の預かりはあるのか?時間は?
✔️お迎えは保護者が行く必要があるのか?子どもだけで帰ってもいいのか?
学童以外の預け先を検討する
学童以外の選択肢もあります!
▶︎ファミリーサポートやベビーシッターの活用
先輩ママの中には



仕事は園と相談させてもらって、早番遅番なしの中早番、中番、中遅番勤務です。(正社員)
ファミサポさんは子どもが成人した専業主婦の方ですごく良くしてもらっています。



保育園年長の頃から色んな方にお願いして、子どもも私も安心して利用できるか短時間利用することから始めました。
という方もいらっしゃいました。
利用料金は自治体や送迎の距離などによるようで、1時間500〜800円のところが多かったです。
また、ベビーシッターに預ける選択肢も!
その際、必ず初回の面談が必要になので、利用を検討される方はまずはシッターサービス公式サイトへ登録をしておくとスムーズです。
子どもとの相性を確かめておいたり、どんなサービスが受けられるのか(宿題サポートや送迎のみの利用、習い事の送迎も可能など)を知っておくと安心ですね。
ちなみにベビーシッターの利用料金は1時間1,500〜3,000円程度。
自治体によっては補助金制度があるところもあるので、そちらも併せて確認を!
▶︎祖父母・近所のママ友との協力体制を築く



遅番の時は見送れますが、どちらも先に出発しないといけない時は、8時になったら子どもだけで一緒に登校しています。
アレクサにタイマーで出発時間を知らせてもらい、GPSで地点登録して通知が来るようにしています。
鍵は指紋認証のオートロックにしましたが…正直色々と心配です。
時短勤務できるならしたいです。



という方も。
小学校によっては7時には開門してくれているところもあるようで、なんとかなっているという方もいらっしゃいました!



ちなみに、みんなが使っているGPSは…
1位 みてね みまもりGPS
2位 BoTトーク
3位 まもサーチ
STEP2|「働き方を見直す」選択肢を持つ
働き方を見直した方も多かったです。
今の職場で両立しやすくする工夫
▶︎勤務時間を短縮する「時短勤務」の活用
時短勤務は、法律で認められている制度のひとつで、一般的に3歳まで利用可能と言われていますが、職場によっては小3までと拡大されているケースもあるようです。
簡単にいうと
- フルタイムより短い時間で働く制度
- 給料は働いた時間に応じて計算
- 社会保険や有給は基本的に正社員と同じ(条件あり)
どんなときに使えるの?
✔ 育児のための時短勤務
→ 1日の所定労働時間を原則6時間に短縮できる(例えば8:00〜14:00)
✔ 介護のための時短勤務
→ 家族の介護が必要な人が対象
→ 法律上の義務はないが、園や自治体によって独自制度あり
注意ポイント
- 申請が必要!
園によって申請書や面談が必要。事前相談は必須。 - すべての園でOKではない
小規模園や人手不足の園では断られるケースも。
求人を探すときは「時短勤務OK」「育児時短実績あり」の園をチェック。 - 働く時間や内容が限定されることも
早番・遅番が免除されたり、担任ではなくフリー保育士になる場合もある。
▶︎パート勤務に変更
1番多かったのがパートへの雇用形態の変更でした。
\先輩ママの声/



学校生活に慣れるまでは自分も心配だったし、「泣いて登校できない日があったらどうしよう」とか不安も拭いきれなかったので。
結果的になんの心配もなく元気に通っていますが、朝の時間のゆとりは私のメンタル的に大事でした。
転職・異業種へのキャリアチェンジ、派遣の働き方を検討する
▶︎事務職など、時間の融通がきく仕事、固定時間勤務の働き方を視野に



▶︎派遣保育士に



小学生ママにとっては良い働き方かなと思います。
派遣保育士の話はこちらの記事にまとめています。
在宅ワークを取り入れる
▶︎保育士向けの在宅ワークに挑戦する



もし、子どもを授かったら在宅一本でも生活できるようにスキルを習得している最中です。



1日30分の勉強から始めたよ!
保育士が強みに変わる在宅ワークの話はこちらの記事にまとめています。
ちなみに、パパにリモートワークに切り変えてもらったご家庭もありました!
STEP3|先輩ママが入学前後に悩んだことと解決策を知って心の準備を始める
先輩ママが実際に悩んだこと、解決策を共有してもらいました。



Q1.集団登校ってどこでもあるの?集合場所や集合時間はどうやって知るの?
集団登校はあるところとないところがある。
どちらにせよ、入学前に通う道を何度か練習して、危険なポイントや交通ルール、何かあったらどこに駆け込むか、などを確認しておくと安心◎
集合場所や時間は4月頭に班長さんが自宅やポストに手紙を持ってきてくれたり、入学説明会の時に案内があったりなど様々。
Q2.朝の付き添いってみんなしてるの?
兄弟がいる、集団登校する、など、家庭によって状況が違うから人それぞれ。
1〜2週間付き添った方もいるし、初日から付き添いなしの方もいる。
フォロワーさんで1番多かったのは最初の2、3日付き添ったという方。
お子さんの性格にもよる。
Q3.しっかりやれるのか、お友達ができるのか心配。登校拒否になったらどうしよう?
そうなったらその時考えよう。
園でママたちに伝えるのと同じく、笑顔で「いってらっしゃい」をして子どもの力を信じよう!
上手くいかないこともあるだろうけど、その度話を聞いて寄り添っていく。
保育園ほど大人の介入はなくなるけど、子どもなりに考えて悩んで成長していってる!
必要ならば、学校の先生とも連携を◎
Q4.宿題はいつから始まるの?見る時間ある?
学校生活に慣れてきた頃から宿題は始まる。
学童に通わせるなら学童で終わらせてくる。
民間学童だと丸つけまでしてくれるところもあるみたい!
家でやるならご飯ができるまでに終わらせるなど、ルーティン化した方が◎
丸つけ、間違えた箇所を子どもが直すまでがセットだから、眠くなる前に時間との勝負!
最悪翌朝でもいい。
Q5.PTAって今でもあるのかな?大変?
これも学校による。
あるところは平日のお昼に集まる機会も多い。余裕で有給無くなる。
役員になると資料作りやイベントのアポ取り、打ち合わせ、準備片付け、運営などなかなかハード。
PTAがなかったら、行事は、授業参観、個人懇談、運動会くらい。
Q6.入学までにできてたらいいこと、やっておいた方がいいことってある?
まずは学校のHPで年間スケジュールをチェック!
4月の平日から行事のオンパレード、日程のお知らせがくるのが1、2週間前などギリギリなことも。
HPに載っていなくても、職場には予め、「急に時間をもらうことがあるかも」と一言伝えておくと◎
旗当番はいきなりやってくる(汗)



子どもは、自分の名前の読み書きができると安心なのと、困った時に人に聞く力があると良い!
とのことでした!



まずはできることから始めよう!
この記事をまとめながら「小一の壁」は、決して一人で乗り越えなければならないことを痛感しました。
「小学生になったら楽になるよ〜!」ってよく聞くけど、『全然楽ではない』ですね(涙)
預け先を確保する、働き方を見直す、今からできる対策をして備える!



\今日からできるアクション/
-
学童や地域のサポートをリサーチしてみる
-
転職や在宅ワークの情報を集めてみる
- パートナーと家事育児の分担、小学生に向けての心構えを話し合う






